「多読英語を始めてみたいけれど、何から手を付けていいか分からないし、自分に合ったレベルや教材選びに自信がありません。最初から難しすぎると続かなさそうだし、続けるコツも知りたいです。」
こうした疑問にお答えします。
本記事の内容
- 多読英語の効果と100万語到達時の変化
- 多読英語のレベル・教材選び
- 多読英語の始め方と可視化の仕組み
英語の多読は、自分の英語力に合ったやさしい本を大量に読むことで確実に英語力を向上させる学習法。英語多読では、絵本レベルから始めて段階的にレベルアップしていきます。
多読本やアプリ、サイトを活用すれば効率的に学習を進めることが可能。英文多読を通じて語彙力や読解力が飛躍的に向上し、英語は多読によって自然と身につくでしょう。
無理のないレベルから始める方法や継続のコツも詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
多読英語の基礎
多読は「とにかく大量に、自分に合ったやさしい英文を辞書なしで読み進める」ことを目的とした英語学習法です。なぜ多読を選ぶべきなのか、多読がもたらす効果、そして実際に100万語読破した際の変化について解説します。
多読を選ぶ理由
多読が注目される最大の理由は、語彙力や読解力の自然な向上、英文を英語のまま理解できる「英語脳」の形成に効果的だからです。辞書を使わず、わからない箇所は飛ばして「楽しみながら読む」ことによって、英語が実生活に近い形でインプットされます。
- 英語の本を大量に読むことで、知らない単語や自然な表現と何度も出会い、文脈から意味を推測する力が育ちます。
- プレッシャーや義務感から解放されて「読書そのものを楽しむ」ことが継続の秘訣であり、結果的に英語力が伸びるという大きな利点があります。
- ビジネス用途や資格対策でも、一定量を継続的に読むことでTOEICや実務英語のリーディング速度や得点に直結した成果が期待できます。
期待できる効果
多読を続けることで期待できる効果には以下のものがあります。
語彙力・英語理解力の向上
辞書を使わずに大量の英文に触れるため、文脈から新出語句を推測する力が養われます。統計的にも、初級者の場合1週間に3,000語ほど読むことで驚くほど多くの新しい単語や表現に出会えることが確認されています。
英語を英語のまま理解する力
日本語に訳さず、英語の語順で読み進めることで、情報処理の速度が上がり「英語脳」が育ちます。
読解スピードと持続力の向上
徐々に文字量の多い本へレベルアップすることで、最初は絵本でも次第に児童書や一般書へとステップアップできます。最終的にはペーパーバックやニュースサイトも辞書なしで読めるようになります。
英語学習の習慣化
特にアプリや電子書籍を活用した多読は、通勤通学や隙間時間を有効に使う習慣化に最適です。アプリには語数管理や読書記録機能が搭載されているものも多く、学習のモチベーション維持や目標管理にも役立ちます。
100万語到達時の変化
多読で100万語を達成すると、「英語を英語のまま理解する感覚」に大きな変化が見られ、多くの学習者が自信を持つようになります。100万語手前と100万語読了後で体感は大きく異なると多くの経験者が報告しています。
- 常用語彙・表現を文字通り「体得」することで、日本語に訳す必要がほとんどなくなり、読書スピードが日本語の読書に近づきます。
- 苦手意識が薄れ、難しめのニュースやノンフィクションも自力で読み進めやすくなります。
- 成果実感としては、TOEIC/IELTSリーディングスコアの大幅増や、専門書・業務資料の英文読解速度アップが証言されています。
英語多読の進捗と実感の変化例
到達語数 | 主な変化・効果 |
---|---|
10万語 | 英語絵本・簡単な児童書が辞書なしでも楽しく読める |
30万~50万語 | 複雑な文法・表現を含む本でもつまずかず読み進められる |
100万語 | ペーパーバック・ニュース・業務資料も抵抗なく読破可能 |
100万語超 | 瞬時の意味把握・話題知識の拡大・英検/TOEIC高得点達成 |
このように、多読は楽しみながら着実に英語力がアップする効率的な学習法です。最初の一歩は、ごくやさしい絵本やグレーデッドリーダーから、まずは「1日15分、辞書を使わずに」始めてください。
多読 英語の始め方
英語の多読は、英語力を総合的に伸ばす非常に効果的な学習法です。しかし、正しいステップを踏まなければ途中で挫折しやすくなります。
ここでは多読を成功させるための具体的な始め方を、段階的に解説します。
①:現在レベルを把握する
まず、多読を始める際は現時点の英語力を客観的に把握することが重要です。レベルに合わない教材を選ぶと、挫折の原因や学習効率の低下につながるためです。
一般的なレベル判定方法としては、以下のような指標が使われます。
- CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠):A1〜C2までの6段階
- YL(読みやすさレベル):0.0〜9.0
自分のTOEICや英検などのスコアがあれば、それとCEFR、YLの目安を照らし合わせます。また、実際に児童書やグレーデッドリーダーを数ページ読んでみて、「辞書なしで8〜9割以上理解できるか」が目安です。
②:開始レベルを決定する
現状レベルがわかったら、無理のない「やさしめ」から始めることが何より重要です。辞書を使わず読み進められる、かつ内容がある程度面白いと感じるレベルの本からスタートしましょう。
- 絵本や1ページに数行のごく簡単な本から始めるのが基本
- 英語多読の三原則:「辞書は引かない」「分からない箇所は飛ばす」「合わなければ次に進む」を守ります
- 最初は「Oxford Reading Tree」や「Penguin Readers」シリーズなど、CEFR A1〜A2/YL 0.0〜1.0相当の図書が推奨されます
③:教材シリーズを選定する
教材選びは、多読継続のカギを握ります。シリーズで難易度が段階的に上がるものだと、自分の進歩を実感しやすく、モチベーションが保ちやすいです。
代表的な教材シリーズは以下の通りです。
- Oxford Bookworms Library
- Penguin Readers
- Macmillan Readers
- Oxford Reading Tree(特に初学者・絵本向け)
これらはレベルごとに分かれており、CEFRやYL基準、語彙数なども明記されています。電子書籍やアプリ(XReading、Oxford Reading Club、Kindle)も活用することで、通勤や隙間時間も有効に使えます。
④:語数目標から週間計画を策定する
多読の効果を最大化するには、目標語数を設定し、週ごと・月ごとの進捗管理が重要です。進捗が可視化できることで「手応え」「やり切る」を実感できるからです。
レベル | 1週間の語数目標 |
---|---|
初級 | 約3,000語 |
中級 | 約15,000語 |
上級 | 約30,000語 |
たとえば、初級者が1週間3,000語を読もうとした場合、1日の読書量はおよそ430語です。これは幼児向けの絵本なら2冊程度です。
短時間で読めるため、朝晩や移動中の隙間時間を活用することで習慣化できます。
⑤:読書記録の仕組みを用意する
学習記録をつけることで、進歩が一目でわかり、達成感や次への意欲につながります。多読アプリや、紙・スプレッドシートなどで、日々の読書量・語数・読後感などを記録しましょう。
- 「XReading」や「Oxford Reading Club」等のアプリは、語数カウントや読了表示、進捗グラフなど自動化された読書記録機能が充実しています
- シンプルに「読んだ日」「タイトル」「語数」「一言感想」を毎日記録するだけでも十分効果的です
- SNSやオンラインコミュニティ(読書会)で、進捗を可視化しモチベーションを維持するのも有効です
このように、現在地を把握し、適切なレベルから段階的に教材を選び、具体的な語数目標と記録の仕組みを作ることで、多読を無理なく効果的に継続できます。
多読英語のレベル選定
英語多読を始める際には、自分に合った適切なレベルからスタートすることが重要です。継続と効果を両立するために、多読のレベル選定に使われる基準や目安を解説します。
CEFRの判定基準
CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)は、英語多読の習熟度をA1からC2まで6段階で評価する国際的基準です。多読向けの英語本ではこのCEFRに基づいた難易度設定がなされており、レベル判断や目標設定に活用できます。
CEFRレベル | 対象者 | 対応教材 |
---|---|---|
A1 | ごく簡単な表現が理解できる英語初学者 | 英語絵本、やさしいGraded Readers |
A2 | 基本的な文章や頻出表現を理解できる | 短い物語、児童書の初級 |
B1以上 | やや複雑な内容を理解できる中級以上 | 一般書、ノンフィクション、ニュース記事 |
Oxford BookwormsやPenguin ReadersなどはCEFR対応表示を採用しているため、選書の際はレベル表記を確認しましょう。
YLの目安
YL(読みやすさレベル)は、日本独自の多読用英語教材の難易度指標です。0.0~9.9までの数値で示され、数字が小さいほど文や語彙がやさしくなります。
- 0.0~0.9:英語絵本・幼児向け。イラストが豊富で1ページの英単語数も極めて少ない書籍
- 1.0~2.0:やさしい児童書や初級者向けGraded Readers
- 2.5以上:短編ノベルややや長めの物語。語彙や表現が増え、英文も長くなる
英語の読書に自信がない方は、YL0.0~1.0あたりの英語絵本からスタートすると良いでしょう。辞書なしでも楽しんで読み切る体験を積むことができます。
開始レベルの決め方
多読英語の開始レベルを決める際は、「辞書なしで8割以上意味が取れ、ストレスなく多量に読める」難易度を選ぶことが鉄則です。
- 英語絵本やYL0.1~0.9:英語読書に慣れていない方向け。「英語で本を読み終えた」成功体験を積む
- Graded ReadersのStarter~Level1:英語絵本を2~3冊クリアした後。多読英語アプリも対応している
- YL1.0~1.5:自力で15~20ページ程度続けて読めるタイミング。語彙数と読解スピードの成長を感じられる
レベル選定で最も多い失敗は「難しすぎる英語本を選ぶ」ことです。辞書がないと意味が取れない状態では、英語多読の効果は期待できません。
一方で簡単すぎると感じた場合も、数冊読み切った後で少しずつレベルを上げてください。
選定ポイントをまとめると以下のようになります。
- 辞書なしで読める易しいレベルから始める
- 興味分野や好きなジャンルで選ぶ
- 一冊読むごとに安心感や達成感を得る
- 慣れたら数千語ずつレベルや分量を上げていく
- 途中で「つまらない」「難しい」と感じたら他の英語本に切り替える
目安として「週3000語」程度から始め、余裕があれば徐々に読書量とレベルを上げるやり方が最適です。継続と効果の両立につながります。
多読 英語の教材選び
英語多読を成功させるには、自分に合った教材選びが極めて重要です。初心者は難易度やジャンル、アクセス方法などに悩みがちです。
ポイントを押さえて選ぶことで楽しく効果的に続けられます。ここでは、英語多読の教材を具体的にどのように選ぶべきか、最新の手法やツールも織り交ぜて解説します。
グレーデッドリーダーのシリーズを選ぶ
多読においては、自分のレベルに合ったグレーデッドリーダーを選ぶことが成功のカギです。グレーデッドリーダーとは、語彙や文法、長さが細かく調整されている英語学習者向けの洋書シリーズのことを指します。
なぜグレーデッドリーダーを使うべきかというと、内容が簡単すぎたり難しすぎたりすると途中で挫折しやすいからです。また、文字数や使用語彙のレベルごとに分かれているため、無理なく徐々にレベルアップできます。
代表的なシリーズには以下のようなものがあります。
- Oxford Bookworms:YLや語数、CEFRレベルが明示されていて、初心者から上級者まで細かくステップを踏めます
- Penguin Readers:様々なジャンルがあり、話題作や名作の簡易版も揃っています
- Cambridge English Readers:実用的な語彙が豊富で現実的なストーリーが多いです
- Oxford Reading Tree:主に英語圏の子ども用ですが、成人の多読初心者にも最適です
選び方としては、1ページの英文が抵抗なく読める作品から始めましょう。慣れてきたら徐々に長い話や語彙数の多い本に移行します。
まずは辞書なしで読み切ることを重視し、内容が楽しいと感じるタイトルを選ぶのが大切です。無理なく続けられる多読本を見つけることが英語力向上につながります。
電子リーダー活用の要点
近年、多読学習に電子リーダーを活用する人が急増しています。電子リーダーを使うことで以下のような利点があります。
- 膨大な作品の中からその場で本を選べる
- 語数や進捗を簡単に管理できる
- 辞書機能やマーカー、しおり機能など補助機能が充実している
- 音声付きの書籍が増えており、多聴を組み合わせやすい
特にKindleやKoboなどの端末は書籍の品揃えが豊富です。Oxford BookwormsやPenguin Readersなどのグレーデッドリーダーも多数ラインナップされています。
アプリ版なら通勤・通学、隙間時間にもスマートフォン一台で学習を完結できます。利用時のポイントは、紙の本と違いワンタップで辞書を引く誘惑がありますが、慣れるまでは辞書機能を使わず、まずはわからない単語は飛ばす多読本来のルールを守ることが効果的です。
サブスク活用の選択肢
多読教材は読みたい本を買い足すスタイルから、月額サブスクリプション型で大量に読めるサービスが主流になりつつあります。教材費やアクセス性で悩む人にはサブスクサービスの利用が最適解となることが増えています。
主なサブスク型学習サービスには以下の選択肢があります。
- XReading:約1,500冊のグレーデッドリーダーが読み放題、語彙数や進捗データの自動記録にも対応
- Oxford Reading Club:BookwormsやTreeなど主要シリーズを網羅、音声・活動・クイズ機能も
- Kindle Unlimited:邦書に強いが、ペンギンやBookwormsなど一部グレーデッドリーダーもカバー
これらのサービスの比較表を示します。
サービス名 | 主な特徴 | 作品数・種類 | 音声機能 | 語数記録機能 |
---|---|---|---|---|
XReading | グレーデッドリーダー専門・学校導入事例多数 | 約1,500冊 | あり | あり |
Oxford Reading Club | Oxford全シリーズ網羅・アウトプット活動 | 数百冊 | あり | あり |
Kindle Unlimited | 洋書・邦書・雑誌幅広いラインナップ | 不定(毎月変動) | あり(一部) | なし |
どのサービスも無料体験やお試し期間があるので、継続しやすいものやお気に入りのジャンルが揃っているものを選ぶとよいでしょう。読了数や語数カウント、好みジャンルの偏りなども可視化できるアプリやクラウド記録を活用すると、習慣化しやすくなります。
AI支援を活用する
近年の英語多読ではAI技術の活用が大きなトレンドとなっています。AI支援があることで、より一層効果的でモチベーションを維持できる学習が実現します。
AIツールの利点は以下のとおりです。
- 語彙や読解レベルの自動判定・おすすめ書籍の提案
- 未知語や重要ワードのハイライト(自動抽出機能)
- 読み終えた本の要約・感想の自動作成
- 進捗、習慣継続状況のダッシュボード可視化
- 読書記録の自動管理、忘却防止リマインド
最新の多読アプリやサブスクサービスの中には、AIによる語彙サポートやリーディングナビゲーション機能が搭載されているものも増えています。例えば、難しい単語や表現を自動で抽出・解説、適切な次の一冊をレコメンドする機能、読了記録や累計語数が自動で分析・グラフ化される仕組みなどが該当します。
これらのAI支援を活用すれば、自分に合うレベル設定や語彙不足・難易度誤認による挫折、進捗実感の可視化不足といった悩みを大きく低減できます。忙しい方でも無理なく多読を継続しやすくなります。
以上のように、英語多読の教材選びではレベル選定、電子リーダー・サブスク活用、AI支援の活用が、教材選択の効率化と継続学習の両立に直結します。目的やライフスタイル、そしてモチベーション維持の観点から最適な手法を取り入れることが、多読英語上達の最短ルートといえるでしょう。
多読 英語の学習計画
英語の多読は、趣味や学習の枠を超えて実務や試験対策にも直結するメソッドです。正しいルールで、進捗を「見える化」しながら段階的にレベルアップすることが持続のカギとなります。
以下に各実践ポイントを解説します。
辞書ルールを運用する
多読学習を効果的に進めるには「辞書を引かずに読み進める」という原則を守ることが重要です。この理由は、文章の流れで意味を推測する力が鍛えられ、読解速度と語彙力の自動取得が進むためです。
多読でよく使われる辞書ルールの例
- 基本的に辞書を使わず、名前や地名など固有名詞だけピンポイントで調べる
- 1ページに3語以上わからない場合は、もう少しやさしい本へ変更
- 理解度80%以上を目安に、細部にこだわりすぎず全体を楽しむ
このスタイルは「精読」ではなく、多量に英語へ触れることで基礎力を底上げする手法です。
音声併用で速度を高める
音声を同時に利用することで、リスニング力や音読スピードも向上します。多読における音声活用のポイントは、英文を目で追いながら音声を聞く「イマ―ジョン・リーディング」やシャドーイングです。
具体的なメリット
- 読解・リスニングの両スキルを同時に伸ばせる
- 二重入力効果により語彙やフレーズの定着率が高まる
- 発音・イントネーションの感覚が自然に身につく
最近は、オーディオ対応の英語多読本、サブスク型の多読アプリ、電子書籍と音声を自動連動するサービスも活発に開発されています。
語数管理で可視化を実行する
多読の進捗を見える化することは、達成感を高め継続に直結します。多読の効果は「累積語数」と深く関係しているため、語数記録は必須です。
目安となる週間語数
- 初級:1週間3,000語
- 中級:1週間15,000語
- 上級:1週間30,000語
おすすめ管理方法
- 語数記録ノートやExcel表を使う
- 多読アプリ(XReading、Oxford Reading Club等)で自動集計
- 100,000語、300,000語、1,000,000語といった大台を目標に設定し、進度グラフを可視化
このように語数管理を継続することで、自分の成長を客観的に把握できます。
通勤時間を最適化する
忙しい社会人や学生にとって、通勤や隙間時間を活用することが習慣化の最大ポイントです。デジタルリーダーやアプリの活用で、書籍の持ち運びや移動の制限も克服できます。
ポイント例
- スマートフォンやKindleでの電子書籍多読
- オーディオブック・音声アプリで多聴併用
- サブスクサービスで複数書籍を同時管理
- 通勤の往復や待ち時間を「語数稼ぎ」のチャンスと捉える
電子端末活用は「習慣化のハードルを大幅に下げる」有効な手段です。
ビジネス活用へ橋渡しを行う
多読学習をより実用的な成果へ繋げるには、段階的なジャンル移行とレベルアップの戦略が重要です。
移行の一例
- やさしい絵本・グレーデッドリーダー
- 一般向けノンフィクションやビジネス書の簡略版
- 業界資料や英文ニュース、原書・専門書
また、TOEICやIELTSスコア向上、実務の文書読解など具体的な目標と紐付けて読むことで、学習成果を可視化しやすくなります。スコアアップやスピード向上の効果を定期的にチェックすることで、学習の意義ややりがいも一層高まります。
多読ステージ | 主な教材例 | 目標・効果 |
---|---|---|
初級(〜10万語) | 絵本、やさしい多読本 | 英語に慣れ親しむ、基礎語彙獲得 |
中級(10万〜30万語) | グレーデッドリーダー、中高生向けノンフィクション | 読解速度UP、実用語彙・表現拡大 |
上級(30万語〜) | 原書、ニュース、ビジネス書 | 実務活用、資格試験・専門情報読解力UP |
このようなステップを意識することで「趣味の多読」から「使える英語力」への架け橋となります。
まとめ:多読英語は、やさしい本を大量に読めば伸びる
多読英語は、辞書を使わずに自分のレベルよりやさしい本を大量に読むことで、英語を英語のまま理解する力や速読力、読解速度の向上が期待できます。
教材選びや学習計画、音声や電子リーダーなどの活用方法も解説しましたので、自分に合った継続しやすい方法で無理なく進めていくことが大切。
本記事のポイントをおさらいします。
- 英語の多読は辞書を使わずに理解できるやさしい英文を大量に読むことで効果が現れる
- CEFRやYLを活用して開始レベルと多読本を選び、語数目標や週間計画も立てることが重要
- 英語多読アプリや音声・電子リーダーを活用し、記録・可視化と習慣化で継続しやすくする工夫が実践に役立つ
実際に英文多読を始めることで、「何から手をつければよいかわからない」「辞書なしで読めるか不安」といった悩みが解決されます。
自信を持って英語学習を進められるようになります。
今日からやさしい英語絵本や多読サイトで英語多読をスタートし、新しい英語力の伸びを体感してください。